いしまつ歯科クリニック

3DSとは ?（保険外診療となります。5万円〜）

3DSとはDental Drug Delivery Systemの頭文字をとった、虫歯・歯周病の新しい予防法です。患者様専用のマウスピースに薬剤を注入し、装着することで、歯・歯茎にいる細菌を殺菌・抑制していきます。
お口の中は絶えず唾液が流れているため、薬剤を塗布しても流れてしまうことがほとんどですが、マウスピースを利用する3DSは、薬剤をしっかり浸透させることが可能です。そのため、効率的にお口の環境を向上させることができると注目されています。

PMTCと3DSで効率的に口腔環境を改善!

いしまつ歯科クリニックでは、「虫歯を繰り返してしまう」「お口の中の細菌数が多かった」「赤ちゃんと接する機会が多い」という方に、PMTCと3DSをかけ合わせた治療をおすすめしています。

歯磨きだけでは取り切ることができない歯垢をキレイにクリーニングした後に、3DSを行うので薬剤がより浸透しやすいです。

マウスピースに薬剤を注入して装着するだけなので、ご自宅でも簡単に施術を行うことができ、何より患者様ご自身に効果を実感していただけます。

虫歯・歯周病と無縁のお口作りをこの機会に始めてみませんか？

3DSで使用する薬剤

歯肉の腫れに効果がある薬剤

■システマSP－１メディカルガーグル
歯肉が腫れて、出血が起こりやすい方には、システマSP－１メディカルガーグルが効果的です。殺菌作用が強いので歯茎の内部にいる歯周病菌にもしっかり届いてくれます。

■コンクールジェルコートF
歯磨き粉としても使用可能なジェル状の薬剤です。ネット通販などでも購入可能な商品ですが、殺菌効果の高いクロルヘキシジンがしっかり配合されています。フッ素も配合しているので、殺菌しつつ歯質も強化していくことが可能です。

■ぺリオフィール
歯周ポケットから膿がでている時などに使用する抗生物質です。歯周ポケットから直接薬剤を浸透させるため、塗布したり服用するよりも効果が得られやすいです。

歯周病の進行を抑える薬剤

■ぺリオバスター
唾液検査の結果によって、歯周病を悪化させやすい細菌が多いと判断した際は、その菌の活動を抑制させることができるぺリオバスターを使用します。

3DSの流れ

STEP1　カウンセリング

まずは患者様のライフスタイルや歯磨きの頻度などをお伺いし、お口の中の状態を診させていただきます。気になること、不安なことなどがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。

STEP2　唾液検査

唾液検査を行ってお口の中の細菌の種類や細菌の量、唾液の量などを測定します。検査は院内でガムのようなものを噛むだけでOKです！

STEP3　お口の中の細菌の判定

唾液検査の結果を患者様にご説明させていただきます。虫歯を作る・進行させる細菌、歯周病を悪化させる細菌が多いと判定された場合は、3DSの治療法、使用する薬剤についてもお話させていただきます。

STEP4　PMTC・マウスピースの作製

お口の中の汚れをキレイにクリーニングしていきます。ここで患者様のお口の中の型もとって、専用のマウスピースも作製していきます。マウスピースは約1週間で完成いたします。

STEP5　PMTC・3DS治療

再度ご来院いただき、PMTCを受けていただきます。お口の中に汚れがない状態で、薬剤を注入したマウスピースを装着していただき、歯や歯茎に浸透させていきます。

STEP6　ホームケア

約1週間ご自宅でも3DS治療をご自身で行っていただきます。夜の歯磨きの後にマウスピースを約5分装着してください。

STEP7　2回目のPMTC・3DS治療

再度PMTCと3DS治療を行います。その後、2か月間通常通り生活していただき、口内環境がどのようになるのか再検査します。

STEP8　お口の中の状態を判定

再判定の結果、細菌数の減少、口内環境が向上していれば3DS治療は終了です。結果が良くない場合は、再度3DS治療を行います。